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ミエナイ場所

1日2回通うこの店で朝はブラックを、午後は君の好きだった甘いコーヒーを


結露した窓から見える駐車場。


何時も停めていた場所を見て君の姿を探す


どれだけの月日君を探してしまうのだろう


この場所、この店、このコーヒーのせいかな


思い出の場所には君の笑顔が溢れてた


辛いのはわかってても君の笑顔が見たくて


君の声を聞きたくて


君に会いたくて


またこの場所に来てくれる気がして



この手が、この足が、この体がこの場所に吸い込まれる


今日も居ない  何時もの席に君が居たなら


他じゃダメなんだ  君じゃなきゃ

君の声じゃなきゃ聞こえない

君の笑顔じゃなきゃ映らない

君の手じゃなきゃ触れない

君の尖った口じゃなきゃ


俯く君は何時も口を尖らせてた


尖った口を長い髪で隠してたね


君の目はどこかいつも寂しそうだったね


その瞳の奥は何を見えてたんだろう。


こうなる事がわかっていたのかな


昔別れた時と同じだね


大人になったはずなのに


強くなったはずなのに


もう一歩!もう一歩前へ踏み出せたなら


明るい歌が歌えるかな


もう少し!もう少しだけ君で一杯にしていたい


少しでいいから


最後にもう一度


君の声を聞きたい

君の笑顔を見たい

君の唇を奪いたい

君の体に触れたい

君の中に入りたい

君を抱きしめたい


君に会いたい